HiSilicon Technologiesは27日(現地時間)、スペイン・バルセロナでスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末向けの高性能プロセッサ「K3V2」を発表した。同地では同日よりモバイル業界の展示会「Mobile World Congress 2012」が開催されており、スマートフォンやタブレット新商品のほか、様々な技術がお披露目されている。
K3V2は、ファーウェイから26日に発表された高性能Android(アンドロイド)スマートフォン「Ascend D quad」(紹介記事はこちら)に採用されたプロセッサだ。同機種がK3V2を搭載した最初のスマートフォンになる。
HiSilicon TechnologiesのK3V2は、4つのARM Cortex-A9コアと、16コアのGPU、64bitメモリを搭載した高性能なアプリケーションプロセッサだ。ベンチマークテストでは、K3V2がCPU、GPU性能共に最速という結果が出たとされている。
同社のチーフアーキテクト兼モバイルプロセッサシニアディレクターを務めるジェリー・スー(Jerry Su)氏はK3V2の発表リリースの中で次のように述べている。
「モバイルコンピューティングは新たな時代に突入しました。ユーザーの皆様のモバイル端末の使用時間はますます増え、PC からモバイル端末へ置き換えられつつあります。その流れによってモバイルCPU とGPU モバイルアプリケーションプロセッサの更なる高性能化が進んでおります。『K3V2』は様々なアプリ、ウェブ閲覧、ゲーム、動画、音楽、長時間バッテリー駆動など、最適なユーザー体験を実現することに注力して開発されました。私たちは低消費電力かつ高性能なクアッドコアCPU や16 コアGPU アーキテクチャーを設計しました。バッテリー寿命を改善するために、『K3V2』に動作するコアの数とCPU とGPU のステイタスをハードウェアで自動的に管理できるA.I.PS (Artificial Intelligence PowerScaling)技術を組み込んでおります。私たちは『K3V2』が高性能モバイル端末に最適なプロセッサと確信しており、『K3V2』の性能を『Ascend D quad』で体験して頂きたいと思っております」
クアッドコアプロセッサについては他社も開発しており、2012年のスマートフォン/タブレット市場ではクアッドコアCPU搭載機が新たなハイエンド向け端末の位置づけになることが予想されている。2010年の市場ではシングルコア、2011年の市場ではデュアルコアCPU搭載機がハイエンドの位置づけを得ていたが、僅か1年で倍々ゲームのようにコア数が増えている。
なお、K3V2を搭載したAscend D quadは今年の第2四半期(4月~6月)にリリースされる見込み。
【情報元、参考リンク】
HiSilicon Technologies
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