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デュアルコアCPU、HD液晶搭載防水スマートフォン「Xperia acro HD」(SO-03D)が正式発表。3月を目途に発売予定

ソニー・エリクソン、NTTドコモは10日、Android(アンドロイド)スマートフォン「Xperia」シリーズの最新機種「Xperia acro HD」(SO-03D)を発表した。米ラスベガスで開催される家電見本市「2012 International CES」にあわせてソニー・エリクソンからXperiaシリーズが4機種発表され、その中の一つがこのXperia acro HDになる。他機種についてはこちらの記事(Xperia SXperia NX SO-02DXperia ion)を参照してほしい。


Xperia acro HDは、旧モデルであるXperia acroの後継機種にあたり、Xperia acroならではの国内定番機能への対応を維持しつつ、スペックの向上が図られている。

中でも特筆すべきポイントは、1.5GHzのデュアルコアCPU(米Qualcomm製Snapdragon MSM8260)、1280×720ドットの4.3インチHD液晶ディスプレイを搭載し、防水機能も備わったことだ。加えて、1,840mAhの大容量バッテリーも嬉しい点になる。

ディスプレイはXperiaシリーズならではの「Reality Display」を採用しつつ、これまでのXperiaでは体験できなかった高解像度で映像を楽しむことができる。もちろん、高解像度液晶搭載にあわせ、カメラ機能もスペックが向上している。うす暗い場所でも明るく高精細な映像を写すことのできるソニー製裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用し、有効画素数は約1210万画素となっている。

さらに、これまでのXperiaシリーズでは歴代最大となる容量のバッテリーを搭載する。1,840mAhという容量は他社製スマートフォンと比較してもトップクラスだ。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信もサポートする。

その上でXperiaシリーズで初めてとなる防水性能を確保した。シャワーや雨などの直流噴流があたっても浸水しないIPX5等級と、水深1mに沈めても浸水しないIPX7等級の能力を実現している。

ソニー・エリクソン流の“全部入りスマートフォン”と呼ぶべき端末だ。

主な仕様は上記の通りだが、他の仕様も紹介したい。

メインカメラでは1080p、30fpsのフルHD動画の撮影も可能で、手ブレ補正機能も搭載している。また、端末のスリープ状態から即座にカメラを起動できる機能も備える。スリープ状態でカメラキーを長押しすれば、撮影完了まで約1.5秒という高速起動と撮影が可能となっている。撮影間隔も約0.5秒なので、連続的に写真を撮影することも可能だ。そのほか、前面にも720pのHD動画撮影が可能な約130万画素のサブカメラを備える。

カメラで撮影した写真や動画は、別売りのHDMIケーブルを利用し、テレビなどの大画面に映して楽しむこともできる。

Xperiaシリーズに標準搭載される日本語入力システム「POBox Touch」は最新のバージョン5.0を採用。手書きでの入力(ひらがなと英数字のみに対応)のほか、よく使う記号や文字を数字のキーボードに登録できるカスタマイズ機能、オンライン辞書をサポートした。

ネットワークに関してはFOMAハイスピードに対応し、下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsでのデータ通信が可能。スマートフォンをモバイルWi-Fiルーター代わりにする「Wi-Fiテザリング」機能もサポートし、最大で8台まで外部のWi-Fi機器を接続することができる。

内蔵メモリは1GBで、ストレージ容量は16GB、OSはAndroid 2.3だ。

カラーラインナップはAqua、Black、Sakura、Ceramicの4色展開。

端末のサイズは約126×66×11.9mmで、重さは約149g。Xperia arcや他社製薄型端末と比較すると、Xperia acroシリーズはやや大きめかつ重さのある端末となるが、Xperiaシリーズのデザインなども考えれば、非常に魅力的な選択肢になりそうだ。

Aqua

Black

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース
ソニー・エリクソン/プレスリリース

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