Motorola MOTOACTVは2012 International CESにおいて、 Best Bluetooth Deviceの栄冠に輝いている |
このMOTOACTV、すでに北米で昨年後半に発売されてはいるが、今年のCES(米ラスベガスで10日から開催された家電見本市)ではけっこう目立つところでデモされていた。このデバイス、実は中身はAndroid(アンドロイド)だ。
MOTOACTVの機能について |
自転車とジョギングのダブルデモンストレーション。それぞれ腕にはMOTOACTVが。
ジョギングしている人のほうが疲れそう。過酷なデモだ。 |
このサイズでそれだけのことが計測、記録できるだけでも凄いが、Wi-Fi(無線LAN)を搭載しており、Wi-Fi経由でインターネット上のサーバーに自動的に計測データを転送することができる。
装着してジョギングすれば、自動的に作成されたログで自分のトレーニング状況をチェックきるのが超便利だ。何よりも、腕時計のようなデバイスなので動きの邪魔にならなくていい。
ログが自動作成される |
アクセサリもいろいろ。 |
普通のAndroid端末でも、「Endmondo Sports Tracker」などのアプリを使えば移動距離と時間を記録することができるが、心拍数をチェックすることはできない。
ちなみにMOTOACTVは「ANT+」規格(読み:アントプラス。各種機器間で使われる無線通信規格で、MOTOACTVのように心拍数を計測できる機器をはじめ、フィットネス機器など様々な機器に採用されている)にも対応しているので、この規格に対応したほかのデバイス、たとえば自転車のケイデンスメーターなどからデータを受け取り、ログサーバーに転送することもできる。
スポーツ好きのためにぜひ日本でも発売してもらいたいデバイスだ。
(編集部追記)
MOTOACTVの具体的な仕様を紹介。本体のサイズは約46×46×9.6mmで、重さは約35g。本体は腕に装着するためのバンドとは取り外すことができ、単体での利用も可能。また、ヘッドセットを利用して携帯音楽プレイヤーとしての利用もできる。FMラジオも搭載する。対応する通信機能はWi-Fi、Bluetooth、ANT+。Bluetoothに関してはスマートフォン/タブレットなどと連携し、それらの端末に対して届く音声着信やメール着信などの通知をMOTOACTVで受けることができる。トレーニング記録としてはジョギング(ウォーキング)、ランニング、サイクリングなどのメニューが予め用意され、簡単に記録を残すことが可能。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
MOTOACTV公式サイト