参考画像 (NTTドコモ 2011年度 第1四半期決算説明会資料より) |
しかし、キャンペーンを除外して考えると現行のLTEのプランは、FOMA(3G)のプランと比較すると割高な上、完全な定額制ではない。Xiのプランは2つ用意されており、1つは「Xi データプランにねん」、もう1つは「Xi データプラン」。
前者は月々のデータ通信量が3,177KBまでは1,000円/月、それを超えた場合、20,667KBまでは1KBごとに0.315円加算、さらに超えて5GBまでは6,510円/月、5GBを超えると2GBごとに2,625円加算という形になっている。20,667KBは一般的にあっという間に超えてしまう可能性が高いので、実質的には5GBまで6,510円、と考えればいい。
一方、Xi データプランは3,177KBまでが2,470円で、以降20,667KBまでは1KBあたり0.315円、5GBまでが7,980円、以降2GBごとに2,625円加算となっている。Xi データプランにねんは2年間の利用を約束するプランで、Xi データプランには期間による縛りはない。
段階的な料金体系が採られたXiのプランだが、前述したように2012年4月30日まではXi データプランにねんが完全定額4,935円(5GBを超えても同額)、Xi データプランが6,405円の定額となっている。
しかし、NTTドコモは10月にも新しいプランを導入すると日本経済新聞が8日に報じた。正式発表は同日に開催されるNTTドコモの新製品発表会の場で行われるものとみられる。
新プランでは、よりシンプルな料金体系が採られる。データ通信量によらず完全定額となるプランだ。定額料は月々5,985円。これは2年契約を結んだ場合の金額だが、Xi データプランにねんと比較して525円安い。また、新プランでは段階的な従量課金を採用しない代わりに、一定のデータ通信量を超えた場合に通信速度の制限が課せられる。月に7GBのデータ通信を超えた場合、月末まで通信速度が制限される。
従来プランと同様に、2012年4月末まではキャンペーンが実施され、その間は通常の定額料5,985円よりもやや安い値段で利用できる見込み。
なお、Xiの対応エリアは2012年度初頭までに全国の県庁所在地級都市にまで拡大され、2012年度にはは全国の主要都市で順次展開が進められる予定。また、NTTドコモは8日12時30分より新製品発表会を開催し、Xiに対応した複数の製品を発表する見込み。新製品発表会において撮影したデモ機の写真やそれに関する記事は後程公開する予定。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
NTTドコモ/Xiサービス紹介ページ