Android 2.3は開発コード「Gingerbread」と呼ばれるバージョンで、スマートフォン向けAndroid OSとしては最新バージョンにあたる。Android 2.1から2.2へのアップデート時ほど劇的な変化はないが、基本的な動作パフォーマンスが向上する。ウェブブラウザ、その他一般アプリなど様々な面でだ。
また、今回のアップデートではウィジェットの改善、アプリの追加などの要素もある。
アップデートの詳細は次の通り。
GALAXY S
- ゲーム、アニメーションの動作速度が向上
- 「バッテリー使用量」メニューの改善 ‐ 詳細なバッテリー使用状況の確認が可能
- 「メモリー使用」の追加 ‐ アプリケーションが使用するメモリ量を確認可能
- 「ダウンロード」アプリの追加 ‐ ダウンロードしたファイルをリストで管理可能
- ウィジェット追加時の画面にウィジェット提供元の情報を追加
- 「Daily Briefing」ウィジェットを個別に配置可能(スケジュール、ニュース、株価、天気)
- ステータスバーアイコンの変更
- 通知パネルの変更
GALAXY Tab
- ゲーム、アニメーションの動作速度が向上
- 「バッテリー使用量」メニューの改善 ‐ 詳細なバッテリー使用状況の確認が可能
- 「メモリー使用」の追加 ‐ アプリケーションが使用するメモリ量を確認可能
- 「ダウンロード」アプリの追加 ‐ ダウンロードしたファイルをリストで管理可能
- 「Daily Briefing」ウィジェットを個別に配置可能(スケジュール、ニュース、株価、天気)
- ステータスバーアイコンの変更
- 「電卓」アプリの追加
- 「スケッチメモ」アプリの追加
アップデートの適用はパソコンに接続して行う。サムスン電子が提供するPC向けソフトウェア「Samsung Kies」を使い、ファイルをダウンロード、アップデートを適用という形だ。
詳細は下記リンク先でチェックしてほしい。
なお、GALAXY Tabはスマートフォンではなくタブレット製品なので、Android 3.0(開発コード「Honeycomb」)へのアップデートも気になるところだが、サムスン電子は4月時点では検討中としていた。そもそもHoneycombのコードはGoogleが公開しておらず、メーカーも対処できない状況にある。そこでまずはGingerbreadを提供するとの考えを示していた。
UPDATE
アップデート内容詳細を追記するとともに、本文を修正。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/GALAXY S SC-02Bのバージョンアップ内容
NTTドコモ/GALAXY Tab SC-01Cのバージョンアップ内容
GAPSIS/サムスン電子、GALAXY TabにAndroid 2.3(Gingerbread)へのアップデートを6月に提供予定。Honeycombは検討中