その上で、「Xperia」シリーズならではの性能やデザインを兼ね備える。ベースとなるモデルは「Xperia arc」で、国内定番機能を除いた基本仕様はそれに準じる。
OSはAndroid 2.3(開発コード「Gingerbread」)で、ディスプレイは4.2インチの「Reality Display」。クリアブラックパネルを採用し、高コントラスト、高輝度・高精細な映像表現が可能。具体的な解像度は480×854。Xperia arcと同じく「モバイルブラビアエンジン」を搭載する点も特徴で、この効果で動画をより美しく再現することができる。
プロセッサはQualcomm MSM8255 1GHz(シングルコア)で、内蔵メモリは512MB RAM、1GB ROM、外部メモリは最大32GBまでに対応するmicroSD/microSDHCカードスロットを搭載。
カメラ機能にも力が入れられ、ソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用し、暗い場所でも高精細な写真や動画を撮影することができる。この点もXperia arcと同様だ。メインカメラの有効画素数は約810万画素で、720pのHD動画の撮影をサポートする。LEDフラッシュ、オートフォーカス、コンティニュアスオートフォーカス(被写体に自動的にフォーカスを合わせ続ける機能)、顔認識エンジンなどの撮影サポート機能も搭載し、様々なシーンでカメラを存分に楽しむことができる。
Xperiaならではの入力システム「POBox Touch」はバージョン4.0を搭載する。日本語、英語の予測変換機能と入力アシスト機能を備え、快適な文字入力が可能。また、POBox Touchのキーボードデザインはユーザーが好みに応じて変更することもできる。ベーシックな「Mono」、華やかな「Sakura」「Woody」をプリインストールし、他のデザインをソニー・エリクソン公式Webアプリ「PlayNow」からダウンロードすることもできる。
Wi-FiはIEEE802.11b/g/n、Bluetoothは2.1+EDRをサポートし、FMラジオ、DLNA機能、HDMI出力も搭載する。また、ネットワークは6月以降提供予定のFOMAハイスピードエリアでの下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsの高速データ通信をサポートする。
なお、Xperia acroはテザリングはサポートしない。
バッテリーの容量は1,500mAhで、端末のサイズは約127×62×11.5mm、重さは約135g、カラーラインナップはブラック、ホワイト、アクアの3色。本体にはマイク付ステレオヘッドセット、32GBのmicroSDHCカード、電池パック、ACアダプタケーブルが付属する。32GBのmicroSDHCカードは嬉しい付属品といえるだろう。
発売時期は6月〜7月の予定。
下に公式プロモーション動画を掲載。
※発表会会場からのデモ機の写真や動画は後ほど追加する予定。
UPDATE
当初、発売時期を6月下旬と記しましたが、「6月〜7月」が正しい情報になります。訂正し、お詫び申し上げます。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース
NTTドコモ/Xperia arc SO-02C製品紹介ページ