日本経済新聞は14日、NTTドコモが今夏、テザリング(Wi-Fiホットスポット)機能を搭載したスマートフォンを7機種発売すると報じた。テザリングはスマートフォンをWi-Fiルーター代わりに使うことのできる機能で、最大5台までの無線LAN機器をスマートフォン経由でNTTドコモのネットワークに接続できる。例えば、外出先でWi-Fi機能を搭載するノートPCやタブレット端末、携帯ゲーム機などで、スマートフォンのテザリング機能を利用してインターネットを楽しむことが可能となり、利便性が高まる。
同社は5月20日に発売するシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SH-12C」にもこの機能を搭載しており、今後続々と投入される見込み。
なお、テザリングの利用にあたってはパケット定額サービスの通常の上限を超え、パソコンなどの外部機器を接続した場合の金額が適用されるので注意して欲しい。例えば「パケ・ホーダイ フラット」の場合、通常の上限額は月額5,460円だが、テザリングを利用すると5,985円までは1パケットあたり0.0525円、5,985円を超過した分は1パケット0.021円で加算され、最終的な上限額は10,395円になる。PCなどを利用した場合、あっという間に上限に達するので、基本的な利用料金は月額10,395円とみていい。
また、スマートフォンでのテザリング利用にはもう1点注意したい点がある。当然ながらテザリングを使うと、その分バッテリーの減りが早まる。日中の間、常時使うにはバッテリーの関係で難しいだろう。とはいえ、基本的には便利な機能であり、料金及びバッテリーの問題を除けば利便性が高まるので解禁の流れは喜ばしい話だ。出張や旅行などで一時的にモバイルWi-Fiルーターを使う機会がある方には、特にいいかもしれない。別途モバイルWi-Fiルーターを購入・契約する必要がなく、スマートフォンだけで手軽に実現できるからだ。このように使いたいときだけ使う、という選択もできる。料金に関しても、将来的には下がる可能性が十分に考えられる。
NTTドコモは夏モデル新商品発表会を16日に開催する。GAPSISでも会場でチェックした端末レポートなどの記事を紹介していく予定だ。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
NTTドコモ/AQUOS PHONE SH-12C
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