朝日新聞は25日、ソニーが26日にタブレット端末を発表することを明らかにした。経済面に記された今週のイベント予定表の中で触れられたもので、詳細は不明。しかしながら、ソニーは26日13時より「ITモバイルミーティング」を開催する予定で、その中で披露されるものと考えられる。
同社がタブレット端末を開発していること自体は過去に何度も報じられており、年内にもリリースされる見込みだ。また、同社は米Appleの「iPad」に次ぐ世界2位のシェア獲得を目指して製品を投入する。2010年のタブレット市場はiPadが約85%のシェアを獲得しており、ほぼ独占状態にある。この状態を少しでも切り崩し、まずは2位の座につくことが現実的な目標になるだろう。とはいえ、革新的製品であれば一気にシェアを確保することも期待できるかもしれない。
搭載OSはAndroid 3.x(開発コード「Honeycomb」)とみられ、タブレット向けに最適化されたソフトウェアが載る可能性が高く、かつ同社は他社製品との違いを生み出すことも目指しているとされる。
さらに、新しいゲームプラットフォーム「PlayStation Suite」に対応する可能性が高く、タブレット型端末としては初の対応製品になるかもしれない。PlayStation Suite対応製品は今のところソニー・エリクソン製スマートフォン「Xperia Play」のみだが、今後は次世代携帯ゲーム機「NGP」も対応機として登場する予定。そこにタブレット製品も名を連ねるかもしれない。
なお、国内メーカー製のHoneycombタブレットといえば、先日東芝から「REGZA Tablet AT300(レグザタブレット)」が発表済みで、6月下旬に発売される予定。また、海外メーカー製では米Motorola Mobility製「XOOM」、韓国LGエレクトロニクス製「Optimus Pad L-06C」などがリリース済みだ。
レグザタブレット AT300には東芝製液晶テレビやブルーレイレコーダーとの連携機能「レグザAppsコネクト」が大きな特徴として挙げられる。XOOMはHoneycombのリファレンスモデルといえる標準仕様が、Optimus Pad L-06Cは3D動画撮影に対応したデュアルレンズ仕様のカメラ搭載などが特徴となるだろう。
ソニー製タブレットがどのような仕様で登場するのか、注目となる。
【情報元、参考リンク】
朝日新聞
SankeiBiz/ビジネスライブ
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