ソニー・エリクソンは現地時間25日、スマートフォン「Xperia X10」に対してAndroid 2.3(開発コード「Gingerbread」)へのアップデートを提供する方針であることを明らかにした。同社製品に関する公式ブログ、Sony Ericsson Product Blogにおいて「Update on Xperia X10」と題した記事で伝えた。同社によればXperia X10へのアップデートは2011年第2四半期後半~第3四半期前半を目処に提供される見込み。すなわち、5月~8月辺りということになりそうだ。
ただし、注意したいのは同社が今回明らかにしたアップデート対象モデルはGeneric Trade版であり、各通信事業者が販売するカスタマイズ・モデルではないこと。各国の通信事業者が販売するモデルへのアップデートに関しては現時点ではまだ約束することはできず、今後の情報待ちとなる。
NTTドコモが国内で販売している「Xperia(SO-01B)」についても現時点では未定のままだ。
同社はこれまでXperia X10に対するこれ以上のOSバージョンアップは否定してきたが、ここに来て状況が変わったのは、2011年の新モデル「Xperia arc」「Xperia Play」など、Android 2.3を搭載する機種の開発を進める中で、Xperia X10をアップデートさせるアイデアが見つかったからだとしている。実際にはXperia arcなど、新モデルに載せられるOSをベースとしたものになるようだ。
また、OSのバージョンが上がることに伴い、いくつかの変化がある。まず、Xperia X10搭載カメラアプリがAndroid標準アプリに切り替わるとのこと。顔認識などの機能は使えなくなる。Xperia X10の特長の一つとされていたMediascapeも、Media Experience Widget及び新しいMedia Player(同社の2011年モデルに採用されるもの)に置き換わる。
そして、2.3以降へのアップデートに関しても言及されている。少なくとも現時点では2.3より上のバージョンへのアップデートは予定されていないとのことだ。
【情報元、参考リンク】
Sony Ericsson Product Blog/Update on Xperia X10
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