HTC Nipponは1日、プレスイベントを開催し、2月14日からスペイン・バルセロナで開催された無線技術の見本市「Mobile World Congress 2011」で発表した新製品を国内のプレス向けに改めて紹介した。加えて、同社のCPO(最高製品責任者)、小寺康司氏は今後の戦略についても説明し、既存機種へのOSアップデートに関しても言及している。
プレスイベントの概要を伝えたITmediaの報道によれば、小寺氏は国内でソフトバンクモバイルから販売されている2機種、「HTC Desire(X06HT/X06HTII)」及び「HTC Desire HD(001HT)」へのAndroid 2.3アップデートの提供予定を明かしている。同氏は「キャリアの認定を受け次第、Android 2.3へアップデートする予定。HDの方が先になるだろう」と話したという。また、auが先日発表したWiMAX対応スマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」もAndroid 2.3へのアップデート自体は可能としている。ただし、時期は未定。
HTC Desire及びDesire HDへのAndroid 2.3の提供計画は先日、海外向けに関してはHTC広報担当者がIT情報メディアSlashGearに対して認める発言をしていたが、小寺氏の話から、国内のユーザーもそれを享受できる可能性が高まった。海外向けに関しては、第2四半期(4月~6月)に提供予定とされており、国内向けはその後と考えられる。
OSバージョンが2回アップデートされる端末はそれほど多くなく、HTC Desireのユーザーにとっては嬉しいところだろう。
【情報元、参考リンク】
ITmedia/4G、OS、ソーシャルフォン、タブレット――HTC 小寺氏が語る製品戦略 (1/2)
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