そして今回、GoogleからHoneycombの概要を納めたPR動画が公開されたことがわかった。ただし、残念ながらYouTube上からは公開直後に削除されたのか現在は見ることができない。しかし、米ガジェット情報ブログメディアEngadgetを始めとするメディア及びユーザーがそれを納めた動画を改めてアップしている。
まず、Honeycombのバージョンナンバーは3.0になる。当初は2.4との噂もあったが、正式にはAndroid 3.0=Honeycombになる。これは4日にラスベガスでHoneycomb搭載タブレットを発表した台湾のASUSTeK Computerも認めている。
そして気になる機能や変更点だが、最も目を引くのはUIの大規模な刷新だ。もはやまるで違うといっても過言ではない。言葉通り、タブレット型の端末に最適化されている。ウィジェットなどもスクリーン上に横に複数配置することも可能になっている。ウェブブラウザにはPC用のChromeなどのようなタブが画面上部に横並びで表示されるようになった。これだけでも利便上は大きく向上するはずだ。そして、Googleの電子書籍サービス「Google eBooks」も標準サポートするようだ。電子書籍のタイトル選び、閲覧が快適に行える模様。Gmailのアプリも刷新される。スクリーンを左右分割し、左側にメニュー、右側にメイン表示となる。YouTubeアプリも変わる。加えて、動画で紹介されているようにGoogle Talkでのビデオチャットをサポートしている。
ともかく見た目上、操作性の面で大きく変わる。スムースに動作させるには明らかに高速CPUが必須といった感だが、おそらくデュアルコアCPU搭載機では快適に動くのだろう。
Android 3.0(Honeycomb)の登場はAndroidタブレット市場にとって非常に大きなターニングポイントになりそうだ。
【情報元、参考リンク】
Engadget/Google shows off Android 3.0, the 'Entirely for Tablet' Honeycomb (video)
Image: Engadget Video.