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ASUS、キーボードドック搭載Androidタブレット「Eee Pad Transformer」を発表。10.1インチ液晶、Honeycomb採用

台湾ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は4日、米国で6日から一般公開が始まる家電見本市「CES 2011」のプレスカンファレンスの場において4つのタブレット型端末の新製品を発表した。発表されたモデルは「Eee Pad Slider」「Eee Pad Transformer」「Eee Pad MeMO」「Eee Slate」。それぞれ順に10.1インチ、10.1インチ、7インチ、12.1インチのディスプレイを持つタブレットで、特徴は全て異なる。それぞれ個別記事で紹介していくが、本記事ではEee Pad Transformerについて記したい。他の端末の記事はそれぞれのリンク先でご確認頂きたい。なお、Eee SlateはWindows 7搭載モデル。


Eee Pad Transformerは、キーボードドック付のタブレットだ。キーボードドックは取り外し可能で、タブレット単体として持ち運んで利用することもできる。別記事で紹介したEee Pad Sliderの場合はキーボードが一体化しているので、筐体がやや重く、厚くなってしまっているが、こちらはキーボードドックを取り外せば手軽なモバイル利用が可能になる。ドックを外した場合の厚さは12.9mm(サイズは271×176×12.9mm)で、重さは680g。

とはいえ、キーボードドックを取り外した場合は連続使用時間が短くなる点に注意したい。ドックに接続した状態では、ドック側に収納されたバッテリーからの電力供給も受けられるため、約16時間程度使うことができる。しかし、ドックを外した状態ではディスプレイ側、すなわち本体側の内蔵バッテリーだけでの駆動になるので、約8時間の連続使用時間になる。

端末のスペックは、ディスプレイが10.1インチのIPS液晶。解像度はEee Pad Sliderと同じく1,280×800で、静電容量方式のタッチパネルを備える。もちろんマルチタッチにも対応している。プロセッサはNVIDIA Tegra 2デュアルコアで、内蔵メモリは512MB RAMか1GB RAM、ストレージは16GBか32GB、もしくは64GB。カメラは背面と正面に1つずつ備え、背面のメインカメラは5メガピクセル、インカメラは1.2メガピクセル。microSD/microSDHCカードスロットやBluetooth(2.1+EDR)、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)などもサポート。

OSはAndroidの次期最新バージョンである3.0(開発コード「Honeycomb」)を採用。

発売時期は4月を予定しており、価格は400ドルから700ドル程度の範囲に収まる見込み。価格の幅は内蔵メモリや内蔵ストレージといったスペック構成の違いに基づく。

Eee Pad Sliderとの違いは基本的にキーボードの機構のみになるため、好みによって選ぶことになりそうだ。キーボードを普段使わない方はTransformerの方が使い勝手がよく、持ち運びしやすいだろう。


下は紹介動画。


【情報元、参考リンク】
ASUS CES 2011特別サイト
Engadget/ASUS Eee Pad Slider and Transformer arrive for those that can't imagine using a tablet without a physical keyboard

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