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ASUS、チルトスライド型キーボード搭載Androidタブレット「Eee Pad Slider」を発表。10.1インチIPS液晶、Honeycomb採用

台湾ASUSTeK Computer(以下、ASUS)は4日、米国で開催される家電見本市「CES 2011」のプレスカンファレンスの場において4つのタブレット型端末の新製品を発表した。発表されたモデルは「Eee Pad Slider」「Eee Pad Transformer」「Eee Pad MeMO」「Eee Slate」。それぞれ順に10.1インチ、10.1インチ、7インチ、12.1インチのディスプレイを持つタブレットで、特徴は全て異なる。それぞれ個別記事で紹介していくが、本記事ではまずEee Pad Sliderについて記したい。なお、Eee SlateはWindows 7搭載モデル。


Eee Pad Sliderは10.1インチのIPS液晶ディスプレイを持つタブレットながら、物理キーボードを持つ。タブレットとしては珍しいタイプだ。キーボードはスマートフォンで一般的な単純なスライドタイプではなく、チルト機構を備える。ディスプレイをスライドさせると、チルトされ、画面がノートPCのように斜めに立ち上がる。これにより、ノートPCライクな使い方も可能になる。

IPS液晶は解像度が1,280×800で、静電容量方式のマルチタッチ対応タッチパネルを備える。

プロセッサはNVIDIA Tegra 2デュアルコアで、内蔵メモリは512MB RAMもしくは1GB RAMになる。ストレージは16GBか32GBだ。カメラは2つ装備されている。背面のメインカメラは5メガピクセル、正面のインカメラは1.2メガピクセル、その他、Android端末として一般的なBluetooth(2.1+EDR)、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)、microSD/microSDHCカードスロットなどを搭載。タブレット製品として他社製品も含めて標準搭載になりつつあるHDMI出力もサポートしている。

本体の重さは886gで、サイズは273×180×17.7mm、米Appleの「iPad」などと比べるとやや重く、ゴツイ筐体になるが、キーボードの魅力とのトレードオフになってしまう点は致し方ないところか。


そして気になるOSはAndroidの次期最新バージョンであるAndroid 3.0(開発コード「Honeycomb」)になる。

発売時期は5月の予定で、価格はスペックの選択次第で幅があるものの、500ドルから800ドル程度を目安に考えられているとのことだ。

下は紹介動画。


【情報元、参考リンク】
ASUS CES 2011特別サイト
Engadget/ASUS Eee Pad Slider and Transformer arrive for those that can't imagine using a tablet without a physical keyboard

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