大きな特徴は同社の製品らしく筐体デザインにあり、最薄部の厚さがわずか8.7mmしかない薄型の筐体が採用されている。しかも、側面から端末を見た場合、背面が曲面になっていることがわかる。「arc」の名前通りのデザインだ。
また、ディスプレイサイズは4.2インチで、解像度は854×480。静電容量方式のタッチパネルでマルチタッチに対応。カメラは8.1メガピクセルで、ソニーの裏面照射型CMOSセンサ Exmor Rを採用している。Exmor Rは従来の表面照射型CMOSセンサーに比べ、約2倍の感度および低ノイズを実現したセンサで、美しい写真を撮影することが可能になる。夜景なども美しく収めることができるようだ。
CPUはQualcomm Snapdragon 1GHz。CPUに関しては、他社製のハイスペック端末と比較すると物足りなさを感じるものの、それ以外の部分には魅力的な要素が詰まっている。例えば、前述したExmor Rによる写真撮影、そしてMobile BRAVIA Engineによる動画処理。Mobile BRAVIA Engineはノイズリダクション、シャープネス、カラーマネジメント、コントラスト調整などをリアルタイムで行い、動画をより美麗に映し出してくれる。
そして、何よりXperiaファミリーならではのデザインだ。カラーラインナップはミッドナイトブルーとミスティーシルバーの2色。
Xperia arcは日本を含めた一部の地域で2011年第1四半期以降に販売が始まる。日本での具体的な発売日は不明だが、NTTドコモから販売されるものと見て間違いないだろう。NTTドコモは以前からXperiaの後継機種を2011年春に発売する予定だとしてきた。
なお、ソニー・エリクソンは2月13日にスペイン、バルセロナでもXperiaファミリーの新機種を発表する予定とされている。Xperiaファミリーには複数の新モデルがあると噂されている。
下はプレス写真とPR動画。
【情報元、参考リンク】
Engadget/Sony Ericsson Xperia Arc first hands-on!
Pocket-lint/Sony Ericsson Xperia Arc hands-on
Sony Ericsson Product Blog/Next Step – Xperia arc
Image: Pocket-lint.