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日本通信、Androidスマートフォン「IDEOS」を発表。併せて050ベースのモバイルIP電話サービスを開始へ

日本通信は22日、中国Huawei(ファーウェイ)製のAndroidスマートフォン「IDEOS」を今週末より出荷開始することを発表した。IDEOSはHuaweiがグローバル展開しているスマートフォン・ブランドで、最近ではイー・モバイルからも「Pocket WiFi S」としてリリースされることが発表されたばかり。今回の日本通信のモデルでは新たな施策として、050の番号から始まる電話番号を使うことのできる世界初のモバイルIP電話サービスが2011年1月中旬から提供される。

IDEOSに搭載されるOSはAndroid 2.2で、もちろんSIMロックは掛かっていない。テザリング機能も塞がれていないので、モバイルWi-Fiルーターとして利用することも可能だ。日本通信はこの端末を英携帯電話販売店eXpansysとの協業によって入手し、日本のユーザー向けに販売する。

端末の価格は26,800円。10日間の定額データ通信ができるb-mobileSIM U300が付属しての価格になる。特別な契約を伴わず、買い切り型での提供のため、日本通信はお得なスマートフォンだとしている。

050ベースのモバイルIP電話サービスに関しては2011年1月中旬以降からの提供になるため、それまでの間はモバイルIP電話サービスは利用できない。ただし、サービス開始以降に申し込めば月々の通話基本料490円(15分間の通話料含む)、30秒あたり10円(国内の携帯・固定電話宛)でIP電話を楽しむことができる。

ただし、データ通信と異なり、モバイルIP電話サービスの利用には一般の携帯電話のように本人確認手続きが必要になる。手続きを終えた後に専用のアプリケーションをインストールすることでIP電話が利用可能になる。

日本通信の代表取締役社長、三田聖二氏は今回の発表にあたり、次のように述べている。

「日本通信は、世界で初めて携帯網の開放を実現し、それからわずか20ヶ月で、携帯電話よりもトータルコストが安いスマートフォンを提供できることになり、ワクワクした気持ちでクリスマスを迎えることができます。世界で最も優れた携帯網を原価ベースで使用し、IP電話プロトコル等でも一切の制約なく使用でき、そこに自社開発の IP電話技術を投入することで初めて実現したものです。まさにこれまで積み上げてきた実績の集大成です。いよいよ来春、SIMロック解除の号砲が打たれますが、日本通信は準備万端、スタートダッシュをかけていきます」

なお、IDEOSにはブラック、イエロー、ブルー、ピンクの4色の背面カバーが付属する。

【情報元、参考リンク】
日本通信/プレスリリース
日本通信/IDEOS紹介ページ

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