au初のAndroid端末として今春発表され、クラムシェルタイプの特殊なスマートフォンながら、9月中旬までに5万台程度の販売記録を達成した「IS01」。それなりに多くのユーザー数を抱えているため、OSアップデートも期待されていた。ところが16日、KDDI広報部は公式Twitterアカウントにおいて、アップデートの実現性を否定する発言を行った。同社は検討を重ねたものの、OSアップデートが不可能との結論に至ったと発表。残念ながらIS01はAndroid 1.6のまま据え置きとなることが確定した。
同社広報部はTwitterのアカウントで次のように述べている。
「IS01のOSアップデートなのですが、検討を重ねていましたが、ハードウェア設計値、操作性、パフォーマンス等を考慮した結果、実現は不可能という結論になりました。ご期待に応えられず申し訳ありません・・・」
特殊なハードウェア仕様、カスタマイズ・ソフトウェアの存在から、当初よりOSアップデートの期待感の薄かったIS01だが、改めて発表されるとユーザーには残念な形になってしまった。ともあれ、IS01ならではの物理キーボードは他には無い特色でもあり、その点をメリットとして使うほかないだろう。
捉え方によってはできない事をハッキリと公表する姿勢はユーザーへの誠意の表れと言えるかもしれない。検討自体は実際に行われていたはずだからだ。しかし、それでも残念な発表であることにも変わりはない。
【情報元、参考リンク】
KDDI広報部Twitterアカウント/該当ツイート
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