米国時間18日、米Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏が注目すべき発言をしたと各国のガジェット系メディアが一斉に報じている。ウォズニアック氏は、先行するiPhoneを追いかける立場にあるAndroidがいずれは勝利するとの考えを示した。同氏はPC市場におけるMacとWindowsの関係を持ち出し、Androidは良くも悪くもWindowsのポジションにあると指摘している。現時点では使い勝手や品質面でiPhoneに劣るものの、いずれは並ぶレベルに達し、最終的にはその機能の多さからiPhoneを超えるだろう、と述べている。
また、今のAndroidにはメーカーによって一貫性がないことも指摘している。これはすでに問題点として一般にも挙げられており、同じAndroid OSを採用しつつも、UI含めた中身もハードウェアも何もかも異なるモデルが多数登場している。しかし、それでもベースであるAndroid OS自体が多機能化を図りつつ、劇的な進化を続けていることは確か。
ウォズニアック氏はiPhoneとAndroidについて次のように述べている。
「iPhoneについてはユーザーから深刻なクレームがあったと聞いたこともないし、そもそも欠点がほとんど無い。品質は明らかに他のライバルから抜きん出ている。実際Appleは進むべき道を提示したと思う。だが、Androidの機能は豊富だ」
次に話は変わるが、興味深いことに同氏は2004年にAppleが日本の電機メーカーと共にスマートフォンの共同開発に取り組んでいたことがあることも明かした。残念ながら発売前にお蔵入りしたプロジェクトだというが、どのようなモデルだったのか興味深い。
さらに、現在の携帯電話端末市場で圧倒的シェアを誇るフィンランドのノキアに対しても厳しい声を掛けている。ウォズニアック氏はノキアはもはや過去のブランドと切って捨てている。ノキアが現在のポジションを今後もキープし、もしくは成長を続けるためには若い世代に訴求できる新鮮なブランドを立ち上げるべきだとしている。
【情報元、参考リンク】
Engadget/Steve Wozniak: Android will be the dominant smartphone platform
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