CherryPad Americaはこの点の要求を満たしており、Android Market上のアプリを楽しむことができる。加えて、搭載OSがAndroid 2.1のため、OSバージョンによる制限も受けにくい。最近のAndroidアプリは2.1以上を要求するものも多く、ユーザー泣かせな機会が増えてきたからだ。さらに、CherryPad Americaは2.2(Froyo)へのアップデートも予定されている。
今回はレッドスターから入手したオリジナル・マニュアルからわかる情報をお伝えしたい。
プリインストールされるアプリはMSN、Gmail、YouTube、Officesuite、Fbreader、music player、photo gallery、calculator、sound recorder、Google Maps、global time、3D games、Android Market、Facebookなど。実際にはこれよりも多くのアプリが導入される見込み。とはいえ、このラインナップからも基本的な用途は満たせていることが見て取れる。
次に再生可能なファイルフォーマットを紹介したい。
対応する動画はavi、rm/rmvb、flv、mpg4、mpeg2など。オーディオはmp3、wma、aac、ac3、wav、apeなど。画像はjpeg、bmp、gif、png、tiffなど。また、文書フォーマットはpdf、txt、chm、doc、excelに対応。
OSのUIはAndroid標準。Cherrypalによる独自UIなどは用意されていない。おそらくAndroidスマートフォン・ユーザーであればすぐに操作を覚えられるだろう。また、そうでないユーザーでも特に大きく迷うことはないと考えられる。
CherryPad America C515で唯一気になるスペックはディスプレイのタッチパネルが静電容量方式ではなく抵抗膜圧方式である点だが、これに関しては価格を考えて諦めるしかないだろう。マニュアルには指かスタイラスで操作すると記されているが、スタイラスは付属しないので希望するユーザーは別途他社製スタイラスを自分で用意する必要がある。もしくは、指でも操作に慣れれば、ある程度快適に使うこともできるはずだ。
ともかく、最大の魅力は価格とAndroid Market利用可の2点だろう。
主なスペックは次の通り。
- プロセッサ:Telechips ARM11 800MHz
- OS:Android 2.1(2.2アップデート提供予定)※Android Market利用可能
- ディスプレイ:7インチ抵抗膜圧式タッチパネル液晶、解像度800×480
- 内蔵メモリ:256MB(DDR2)
- 内部ストレージ:2GB(NAND型Flash)
- 外部ストレージ:microSD(最大16GB)
- 外部接続端子:USB2.0
- ネットワーク:無線LAN(IEEE802.11 b/g/n)
- オーディオ:ステレオスピーカー、マイク、ヘッドフォン端子(3.5mm)
- 対応言語:日本語、英語ほか
- その他:加速度センサー搭載
- バッテリー:リチウムポリマー充電池(3,200mAh)
- 連続使用時間:6~8時間(※Cherrypalの公称値)
- 本体サイズ:132×202×12.5mm
- 本体重量: 520g(バッテリー含む)
レッドスター/CherryPad America C515公式ページ