NTTドコモ、GALAXY S（SC-02B）とGALAXY Tab（SC-01C）を正式発表。Android 2.2搭載、Flash対応

GAPSIS編集部 2010年10月5日

NTTドコモは5日、韓国サムスン電子製のスマートフォン「GALAXY S（ギャラクシーＳ）」（SC-02B）及びタブレット「GALAXY Tab（ギャラクシータブ）」（SC-01C）を正式に発表した。両端末ともNTTドコモは「スマートフォン」と呼んでいるが、GALAXY Tabについては7インチの液晶ディスプレイを持つため、一般的には「タブレット」の分類。米AppleのiPadなどとの競合になるが、ディスプレイサイズはやや小さく、軽量。したがって実際には完全な競合とも若干立ち位置が異なる。スマートフォンよりも大きい画面により、ウェブサイトの閲覧などを快適に行うことが可能。

GALAXY Sの発売時期は10月下旬、GALAXY Tabは11月下旬を予定。予約はGALAXY Sについては15日より全国のドコモショップで受付を開始する。ドコモショップ以外のドコモ取扱店、すなわち家電量販店やケータイショップなどについては状況が異なるので、早めに受け付けるお店もあるかもしれない。

どちらの端末も搭載されるOSはAndroid 2.2（Froyo）。これにより米Adobe SystemsのFlash Player 10.1にも完全対応する。パソコンとほぼ同等のウェブブラウジング体験を得られる貴重な端末になる。これは国内ではソフトバンクが販売する「HTC Desire（X06HT及びX06HTII）」に続き、2つ目の対応機種になる。HTC Desireについては8日以降に提供予定のAndroid 2.2へのアップデートを適用した後に対応する。

なお、Android 2.2を搭載することでGALAXY S及びGALAXY Tabは、様々な改善機能を利用することが可能。

2.1以前のOSでは対応していなかった複数アプリの一括アップデート機能、アプリの自動アップデート機能、アプリのSDカードへの移動、JavaScriptの高速化、アプリの動作の高速化など、実用上多くのメリットを得られる。これはNTTドコモのAndroidスマートフォンでは初の機種になる。

また、両機種はNTTドコモが10月下旬より開始する「電子書籍のトライアルサービス」や、既にサービス開始しているiモードと同じメールアドレスが利用可能な「spモード」に対応。「ドコモマーケット」や「Android Market」のほか、「SAMSUNG Apps」からアプリをダウンロードすることも可能。

それぞれ5日より開催されるIT・エレクトロニクス展「CEATEC JAPAN 2010」及び、東京丸の内にあるスマートフォン・ショールーム「ドコモスマートフォンラウンジ」に展示されるので、早くチェックしたい方はどちらかを訪れることをオススメしたい。なお、CEATECの一般公開日は6日から9日。

主な仕様はそれぞれ次の通り。

GALAXY S（SC-02B）