参考:左は8月にBluetooth認証に通過した「AS31」、右は9月に開催されたIFA 2010に出展された3Dスマートフォン
第2弾モデルはIS01とは異なり、1台目としての利用を想定した端末になることが明らかにされていた。すなわちiPhoneやXperiaなどと同様にフルタッチ操作を主体とし、物理キーボードを持たないストレートタイプのスマートフォンになる、ということだ。
現時点では詳細までは不明だが、少なくとも機種名が「IS03」になることとメーカーがシャープになることはハッキリした。シャープは国内メーカーの中ではAndroidスマートフォンの先駆者であり、既にIS01の他にNTTドコモ向けにLYNX(SH-10B)も提供している。また、中国市場向けにAndroid 2.1をベースにした点心OS社製のカスタムOS「点心(Tapas)」を採用したスマートフォンも発表している(該当記事1、2)。
なお、シャープ製のストレートタイプのスマートフォンといえば、8月2日にBluetooth認証を通過した「AS31」という開発コードを持つ端末の存在がある。この端末がIS03そのものかどうかはわからないが、可能性はゼロではない。また、同社は年内に裸眼立体視の可能な3Dスマートフォンを投入する意向も明らかにしている。この件は何度も複数の全国紙で報じられているため、ご存知の方も多いだろう。
IS03が裸眼立体視対応の3Dスマートフォンになるかどうかはわからないが、その可能性もゼロではないだろう。同社は9月3日からドイツ、ベルリンで開催された世界最大の家電見本市「IFA 2010」に3Dスマートフォンのコンセプト・モデルを出展している。その端末は3.8インチの3Dディスプレイを採用し、ストレートタイプのデザインであった。
さらに、IFA 2010に参加した同社の担当者はPocket-lintの記者に対して、このような端末が年末までに発売される計画だと話している。
シャープ製のAndroidスマートフォンはNTTドコモ向けにも提供される可能性が高いだけに、3D端末がどの通信事業者向けに販売されるのかはわからない。
しかし、いずれにしても今秋・今冬のシャープ製スマートフォンには大きな注目が集まりそうだ。
仮に、これまでに流れた噂や様々な情報を全て丸ごと含んだモデルになるとすると、3.8インチの裸眼立体視対応の3Dディスプレイを搭載したAndroidスマートフォンで、ワンセグ、赤外線通信、おサイフケータイなどに対応したモデル、ということになるかもしれない。ただし、現時点ではこれらの話は噂や憶測の域を出ないものなので注意して欲しい。
とにかく10月初旬に全ては明らかになるはずだ。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
GAPSIS/au向け次期Androidスマートフォンと見られるシャープ製「AS31」がBluetooth認証を通過。写真も登場。IS03か?
GAPSIS/シャープ、裸眼立体視可能な3D Androidスマートフォンと見られる端末をドイツでお披露目