また、これらの機種は北米での年内販売も予定されており、日本に関しても同様に投入されるようだ。週アスの報道によればHTCのCEO、Peter Chou氏は「今年中に発売する」と発言している。
ただし、両端末が揃って投入されるのか、どちらか一方なのかは不透明。記事タイトルにはHDが日本発売予定としたが、Zのみの可能性もありえる。いずれにしても、通信事業者からの正式発表を待つほかない。なお、販売を担当する事業者はすでに「HTC Desire」シリーズを展開しているソフトバンクモバイルからとなる可能性が高いようだ。事実であれば、ソフトバンクの秋・冬ラインナップにおけるスマートフォンの中で目玉商品になるだろう。
本記事ではまず、HTC Desire HDについて紹介したい。HTC Desire Zについてはこちら、HTC Senseについてはこちらの記事で確認して欲しい。
まず、HTC Desire HDはこれまでに何度も噂として端末の写真や情報が流出してきたため、ご存知の方も多いかと思う。4.3インチの大型高精細ディスプレイを採用し、1GHzのCPU、1.5GBの内蔵ストレージを搭載。OSはAndroid 2.2(Froyo)だ。外観デザインはHTC Desireの派生・後継モデルというよりも、米国向けの端末「HTC EVO 4G」に近い。
対応するネットワークはWCDMA(900/2100)(下り最大14.4Mbps/上り最大5.7Mbps)、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900)となっている。無線LANももちろん搭載しており、IEEE802.11 b/g/nに対応。
液晶ディスプレイが大きいことから端末全体のサイズも若干大きく、123×68×11.8mmになる。X06HTと比べると一回り、もしくは体感的にはそれ以上に大きく感じるかもしれない。重さも164gと、4インチ以下のスマートフォンと比べると30g程度重くなっている。
カメラは8メガピクセルで背面に備えられている。LEDフラッシュはデュアルタイプで2つついている。オートフォーカスにも対応。また、720pのHD動画を撮影することもできる。
その他、Bluetooth(2.1+EDR)、GPS、加速度センサー、デジタルコンパスなどの基本的機能は当然備える。それに加えて、DLNA機能も搭載。
非常にオーソドックスなスペック構成のため、中身としては人を選ばず誰が使っても問題ない端末に仕上がっていそうだ。ただし、サイズが大きい為、その点が選択する際のポイントになるだろう。ソフトバンクモバイルはHTC Desire(X06HT)も他国から遅れることなくリリースしている為、HTC Desire HDも早ければ10月や11月に発売するかもしれない。とはいえ、ソフトバンクからの正式発表はまだないので、早合点するにはまだ時期尚早だろう。
キャリアからの今後の正式発表を待ちたい。
下はプロモーション動画。
主なスペックは次の通り。
- OS:Android 2.2
- UI:HTC Sense
- CPU:Qualcomm QSD8255 1GHz
- ディスプレイ:4.3インチ Super LCDディスプレイ。静電容量方式タッチパネル。マルチタッチ対応
- 解像度:480×800
- 内蔵メモリ:768MB RAM
- 内蔵ストレージ:1.5GB
- 外部メモリ:microSD/microSDHC(最大:32GB)
- ネットワーク:HSPA/WCDMA(900/2100)(下り最大14.4Mbps/上り最大5.7Mbps)、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900)
- Wi-Fi:IEEE 802.11 b/g/n
- Bluetooth:2.1+EDR
- カメラ:8メガピクセル、オートフォーカス、デュアルLEDフラッシュ、720p動画撮影
- FMラジオ搭載
- DLNA機能搭載
- GPS、加速度センサー、近接センサー、照度センサー搭載
- HTCSense.com対応
- バッテリー容量:1,230mAh
- サイズ:123×68×11.8mm
- 重さ:164g
【情報元、参考リンク】
HTC/プレスリリース
HTC/HTC Desire HD製品紹介ページ
週アス/日本ではソフトバンクから? HTCが『HTC Desire HD』、『HTC Desire Z』を発表!!