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米Motorola、iPadよりも薄くて軽くFlashも利用できる10.1インチのAndroidタブレット「Droid Pad」を10月に発売?

米Appleが発売したタブレット端末「iPad」の登場により、今年後半のタブレット市場は各社の追随による激しい戦いになりそうだ。特に米Googleのプラットフォーム「Android」を搭載した端末はPCメーカー、携帯電話端末メーカー各社からリリース予定とされており、有力ライバルの一つと見られている。

そして、その中でも注目されているメーカーが米Motorolaだ。Financial Timesは3日、MotorolaがAndroidタブレットを10月を目処とした今秋、北米でリリースする予定だと報じている。情報源は関係者筋から得た話ということだ。

報道によれば、販売を手掛ける通信事情者はVerizon Wirelessになり、同社が手掛ける有料デジタルテレビ放送サービス「FiOS」との連携が図られた端末になる模様。MotorolaはFiOSのセットトップボックスを開発した経験を持つため、そのノウハウが投入されるようだ。加えて、この端末は10.1インチの大型液晶ディスプレイを採用する可能性がある為、写真・動画コンテンツを楽しむには非常に魅力的だ。

さらに大きな特長が、Adobe Flash Player 10.1のサポートだ。これによりこの端末が少なくともAndroid 2.2(Froyo)以上を搭載することは確実だ。FiOS、YouTubeなどの動画に加え、一般のFlashコンテンツを楽しむことができる点はiPadでは得られない強みになる。

また、「Droid Pad」、この名称は完全な推測に過ぎないが、この端末は10.1インチの大型ディスプレイを搭載する割に、非常に薄く、軽量になるとの話だ。比較対照としてiPadが挙げられており、iPadよりも薄くて軽くなるようだ。

それだけに留まらず、正面、背面にカメラが搭載される見込み。

これらの情報は現時点では全て噂のレベルを超えないものだが、事実であったとすればAndroidスマートフォン「Droid」を大ヒットさせたVerizonとMotorolaのコンビだけに、新たなヒット商品になる可能性を感じる。

特に大型ディスプレイを搭載した薄型軽量タブレットでFlashをフルに楽しめる点は嬉しい。

とはいえ、先行してすでに大成功を収めているiPadの牙城を崩すのは至難だろう。Android陣営がどこまで対抗できるかはまだわからない。答えは今年後半から来年初頭にかけて見えてくるはずだ。

とにかく期待の端末になる為、続報を待ちたい。

【情報元、参考リンク】
Financial Times/Motorola and Verizon team up for TV tablet
Open Source News in China/モトローラAndroidタブレットPCを開発しiPadの市場

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