日本経済新聞は5日、AR(拡張現実)カメラアプリ「セカイカメラ」を開発する頓智ドットにKDDIが資本参加すると報じた。KDDIは頓智ドットが実施予定の第三者割当増資を4億5,000万円で引き受ける予定とされ、同社との提携関係を強化する。
そもそも同社と頓智ドットは3月末に提携が発表されており、auスマートフォン「IS01」及びau携帯電話に「セカイカメラ」のアプリを搭載する計画に加え、提携を通じてARサービスを共同で事業化していく考えも明らかになっていた。KDDIはこれを機にAR技術・サービスに力を入れる方針を示しており、スマートフォンを始めとする各種携帯電話端末でのAR事業の展開・拡大を目指している。
今回の資本参加はその証の一つと見られ、頓智ドットとの関係はさらに強まるだろう。auユーザーにとってはレベルの高いARサービスを享受できる可能性が高まったと言えるはずだ。
なお、セカイカメラのスマートフォン向けアプリについては現時点では米Appleの「iPhone」、au「IS01」に対して正式版がリリースされている。「Xperia」などに関しては野良アプリの形で配信している。
提携強化により、秋・冬以降のauの端末ラインナップではARサービスが売りの一つとしてアピールされる可能性もありそうだ。
【情報元、参考リンク】
日本経済新聞
Photo: jediduke.
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