台湾のAcerが5月27日に発表した7インチのディスプレイを持ち、QWERTYキーボードが搭載されたAndroidタブレット端末が年内に発売される予定であることは周知のとおり。しかし、この端末に加えてディスプレイサイズが10インチのバージョンも開発中かもしれないことが明らかになった。DigiTimesは14日、Acerは今年の第4四半期にARMベースのAndroidタブレット端末を2つリリースするだろう、と報じている。2つとは7インチ版と10インチ版だ。
7インチ版に関してはすでに試作モデルが披露されており、高い関心を集めた。
しかし、10インチモデルに関しては現時点では噂の域を出ないものであり、まだ情報は不確かだ。単純にサイズを大きくしたものになるのか、もしくは異なるデザインが採用されるのか、気になるところだ。特に10インチサイズでQWERTYキーボードを搭載した場合は筐体サイズが大きくなるため、非搭載の可能性もあるかもしれない。その場合は7インチと10インチ版で消費者の好みも分かれるだろう。
Acerの端末が国内でも高い注目を集めた理由は、日本での展開もあり得るからだ。実際、以前のITproの報道では日本エイサーから「現在検討中」とのコメントがあったとされている。場合によっては国内でも年内にリリースされる可能性が考えられる。特にこのタブレット端末は3G対応とされているため、Android Marketにもアクセス可能と見られている点が利点だ。その上、搭載OSはAndroid 2.2(Froyo)が予定されているので、実際にそうなった場合にはAdobe Flash Player 10.1も動くことになる。
国内の通信事業者から年末、もしくは来年初頭に発売される可能性も考えられるだけに、Androidタブレット端末の中でも注目株であることは間違いない。
【情報元、参考リンク】
DigiTimes/Acer to offer 7-, 10-inch tablet PCs in 4Q10
AndroidCommunity/TWO ACER ANDROID 2.2 TABLETS DUE Q4 2010?
ITpro/AcerがAndroid OS搭載のタブレットPCを発売
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