10日、米NPD Groupは米国における2010年第1四半期のスマートフォンOSシェアの調査結果を発表した。1位はRIMのBlackBerryで36%、2位はGoogleのAndroid OSで28%、3位はAppleのiPhone OSで21%となった。4位以下はWindows Mobile、Palm webOSらが続いている。
Android OSの躍進は昨年11月に発売されて大ヒット商品になった「Motorola Droid」やHTC製端末などの貢献が大きいと見られている。また、Android陣営は第2四半期にも「HTC EVO 4G」「HTC Droid Incredible」を始め、数多くの最新端末が各社からリリースされる予定であり、シェアはさらに拡大するものと予想されている。
ただし、NPDデータは調査対象が一般ユーザー15万人であるためシェアの実態を正確に表しているわけではない。法人向けも含まれておらず、実際の数値が異なる可能性は高い。例えば、米comScoreは2月の時点での米国内でのAndroidのシェアは9%と発表している。NPDデータとの乖離は大きく、完全に信用しきることはできない。
そのため、BlackBerryの1位の座は間違いないとしても、実際にはAndroidとiPhoneの位置関係がこの結果と異なっている可能性は否めない。それでも、海外の複数メディアはAndroidが2位に浮上したことを大きく取り上げており、急激な伸びに注目している。実際にNPDデータではAndroidは昨年第3四半期には数%しかなかったシェアを僅か半年で何倍にも伸ばしたことになり、他の調査会社の調べでも伸び自体は確かだからだ。現在の成長速度が続けば2位の座を確実にする可能性は十分にある。
一方、iPhoneも6月7日に始まるAppleのイベント「WWDC」において次期モデルが発表されるとの噂だ。第1四半期は次期モデル登場前として買い控えが起こっている可能性も高く、次期モデル発売後に横ばい状態から一気に脱することは間違いないだろう。
今後のスマートフォン市場は熾烈な戦いになりそうだ。
*グラフ中の「OS X」は「iPhone OS」を表している。
情報元:NPD: Android now outselling iPhone in the US
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