HTC EVOはWiMAX対応で高速通信が可能なばかりか、4.3インチの高精細大型ディスプレイ(解像度:800 x 400)を搭載。Android OSのバージョンも2.1と快適な操作環境を用意。もちろんマルチタッチに対応しており、ピンチ操作など快適なブラウンジングが可能だ。さらに、HDMI出力も備えており、動画視聴機としても至れりつくせりの仕様になっている。加えて背面に8Mピクセル、前面に1.3メガピクセルのカメラも搭載。
しかし、何と言っても最大の売りは第四世代通信、4Gネットワークへの対応だろう。
4Gでは3G回線と比べて最大10倍程度ダウンロード速度が上がると見込まれている。ブラウンジングも正に一瞬、となるだろう。また、とんでもない機能は無線LANルーターにもなることだ。最大8台までの無線LAN機器を同時に接続することができる。
発売される通信事業者はSprint Nextel。時期は今年の夏ということだ。
残念ながら日本での発売は未定だが、前日に発表されたDellのAero、Motorola i1、京セラのZioよりも圧倒的に大きなインパクトを及ぼす端末となっただけに、日本への導入も期待したい。仮に日本に導入される場合は、auが対応することになると考えられるが、現時点では全て未定。HTCが別バリエーションを用意する可能性も否定できないし、ドコモやソフトバンクから同様の機種が登場する可能性もあるかもしれない。いずれにしても、このような機種が米国で登場することは期待感に繋がる。
端末の具体的な特徴は下記の通りとなっている。
- CPU:Qualcomm Snapdragon 1GHz
- OS:Google Android OS 2.1
- ディスプレイ:液晶4.3インチ。解像度800×400。
- 通信規格:CDMA2000 1x、モバイルWiMAX
- 無線LAN:IEEE802.11 b/g
- 無線LANルーター機能:最大8台まで接続可能
- Bluetooth:2.1
- カメラ:背面800万画素、前面130万画素
- 映像出力:HDMI
- USB:micro USB
- 外部メモリ:microSDカードスロット。最大32GBまで対応
- ヘッドホンジャック:3.5mm
- ブラウザ:Flash対応
情報元:HTC EVO 4Gプレスリリース